01 敷地の状態を知ろう。


俗に言う「地盤調査」です。
簡単に言うと
地面に家を支えるだけの強さがあるかを調べます。
以前はやったり、やらなかったりですけど
今は必ず「地盤調査」します。
住宅で使われる「地盤調査」の主な方法は以下の3つ。
□スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)
□表面波探査法
□標準貫入試験(ボーリング調査)
メリット・デメリットは別の機会に・・・(^^ゞ
ということで
調査方法は設計者と相談して採用していただくとして、
その調査報告書を基に対策を検討します。
まずは「地耐力」
地面がどのくらいの重さに耐えられるか!
家族もろとも住宅ローンを含め
支えるだけの強さがあるのか?(笑)
また、
東北大震災以降良く耳にするでしょう、砂質地盤の「液状化現象」
建物の重さで土中の水分が抜けて生じる地盤が沈下する「圧密沈下」
などの心配が無いかどうか
液状化現象については
各行政で液状化マップなど作成しているところもあるので
それらを参考にしながら設計者と対策を練ります。
「地耐力」は一般の住宅ですと
1平方メートルあたり
30kN(≒3t)以上あれば布基礎でOK
20~30kNあればベタ基礎でOK
という目安です。
(しかし理由は色々ありますが、
最近は布基礎はあまり採用されず30kN以上でも圧倒的ベタ基礎です。)
で、問題は地耐力20kN/㎡以下の場合!
地盤改良などの対策が必要になるってことですね。
地盤改良工事も少なからず費用がかかります
敷地が軟弱地盤の場合、この地盤改良工事の費用も含んだ金額を
土地代と考えるべきだと思います。